防衛医科大学校医学科学生第46期・看護学科第8期学生卒業式典が執り行われました
3月8日(土)、防衛医科大学校医学科第46期学生・看護学科第8期学生卒業式典が本校新体育館で挙行され、医学科79名、看護学科自衛官候補看護学生71名、技官候補看護学生42名、計192名の学生が卒業しました。
式典には、中谷防衛大臣、小林防衛大臣政務官、増田防衛事務次官をはじめ多くの省内来賓と、河野 太郎議員、柴山 昌彦議員、松本 尚議員、上田 清司議員、浜田 聡議員、和田 有一朗議員、高木 真理議員、神谷 宗幣議員、齊藤 健一郎議員、竹上 裕子議員、西岡 義高議員、市來 伴子議員、北野 裕子議員、吉川 里奈議員、橋本 幹彦議員、佐藤 正久議員代理、古川 俊治議員代理、熊谷 裕人議員代理といった国会議員の方々、埼玉県知事、所沢市長、所沢市議会議長といった地元関係者の方々、日本看護協会会長、日本医師会長代理といった医療関係の方々、大学改革支援・学位授与機構長といったご来賓、ご家族など約680名が出席しました。

式典全体の様子

中谷防衛大臣入場の様子

海上自衛隊東京音楽隊による演奏

学校長式辞

内閣総理大臣ビデオメッセージ
福島学校長は、「卒業生の諸君は、人を対象とし、生命の尊厳を最も大切にする医学、看護学を学びました。そして、防衛医学や防衛看護学を通して、医学、看護学が危険を伴う任務を遂行する隊員の生命、身体を守り、医療的危機に対応し、さらに国際的な支援機能を果たすことにより、国内外で我が国や世界の平和に大いに貢献しうることを学びました。そして、これから日本の防衛という極めて重大で崇高な、そして困難な任務を担う集団の一員として未来を切り開いていかなければなりません。
一人一人が、我が国の平和と独立を守る防衛力の一端であって、世界の平和にも貢献する、医師である幹部自衛官、保健師・看護師である幹部自衛官、防衛医科大学校病院に勤務する保健師・看護師である技官として、誇りと自覚を持って、活躍していくことを願っています。」と式辞で述べられました。
また、今年度は自衛隊最高指揮官である内閣総理大臣からもビデオメッセージがありました。「防衛力の抜本的な強化に当たっては自衛隊衛生が最も大きな役割を果たしていくのであり、任務を遂行する自衛隊の生命・身体を救うのが自衛隊衛生の崇高な役割である。卒業生の皆様においては、国防の最前線に立つ自衛隊にとって最後の拠りどころであり、地域医療の中核として大きく羽ばたいてくれることを切に願っている。」と卒業生を鼓舞されました。

卒業証書授与

学位記授与

医師・看護師の誓い

中谷防衛大臣訓示

帽子投げの様子
中谷防衛大臣は、「防衛省・自衛隊では、第一線での救護能力の強化、ダメージコントロールのための手術機能の強化、血液製剤の自律的な確保と備蓄、後送間における救護能力の強化など隊員の救命率を真に向上させるための取り組みが誠意進められている。」と紹介するととも自衛隊衛生の重要性について訓示されました。また、禅の言葉「磨甎」を紹介し「防衛医官と看護官は、隊員の命、国民の命を守る最後の砦であり、日本国の宝です。皆さんの相手は世界であり、その役割と期待はますます大きくなっています。是非世界一を目指して下さい。そんな心の鏡を磨いて下さい。」と卒業生を鼓舞しました。
任命・宣誓式では、森下陸上幕僚長、齋藤海上幕僚長、内倉航空幕僚長からそれぞれ自衛官としての任命を受けた学生の代表が中谷防衛大臣に服務の宣誓を行い、医官・看護官として第一歩を踏み出しました。
人事発令伝達式では、技官候補看護学生が、福島学校長より人事発令を受けました。
卒業生による帽子投げも行われ、全員が走りながら、華々しく退場しました。

在校生代表送辞の様子

任命・宣誓式の様子

祝賀会の様子
今年度は、武道館において、祝賀会も実施されました。
国会議員の方々、埼玉県知事、所沢市長からご挨拶をいただき、小林防衛大臣政務官より祝辞及び始めの乾杯の挨拶をしていただきました。終わりの乾杯の挨拶は瓜生田防医大同窓会会長にしていただきました。卒業生とご家族が歓談するなど、和やかな雰囲気の中、祝賀会は行われました。
最後には、防衛医科大学校学校本部前で、お見送り行事も実施いたしました。
防衛医科大学校で学んだこの期間が卒業生たちの今後の人生にとって大きな糧となることを職員一同願っております。卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。

中谷防衛大臣と卒業生との一枚

見送り行事の様子

見送り行事(正門前)の様子