看護学科 Nursing

母性看護学

母性看護学教官

母性看護学教官

平成27年4月に母性看護学講座が開設され、神戸大学大学院保健学研究科から西岡笑子教授が着任し母性看護学教育の基盤を整えました。現在は、三上由美子准教授(平成27年4月、自衛隊中央病院より)、渡邊美奈子助教(平成28年4月、東部方面衛生隊第102野外病院隊より)、福岡さおり助教(令和2年4月、自衛隊中央病院より)の教官3名の構成で教育および研究を行っています。

実習風景

母性看護学統合実習(両親学級でレクチャー)

母性看護学では、女性が生涯を通じて健康で充実した日々を過ごせるために必要な看護を学びます。1年次後期開講科目である「母性看護学概論」では、母性看護学に関する概念、倫理的問題、母子保健動向、母子保健政策、女性のライフサイクル各期(思春期、成熟期、更年期、老年期)の特徴、健康問題および看護の役割について学習します。
2年次に開講する「母性看護援助論Ⅰ・Ⅱ」では、妊娠期・分娩期・産褥期にある女性と新生児およびその家族への看護について学びます。特に、妊娠、出産は新しい家族関係構築の出発点であることから家族を含めた視点が重要となります。演習では事例を用い、グループで褥婦・新生児の看護過程の展開を行います。また、妊婦、産婦、褥婦への安楽なケアについての疑似体験、産褥期の復古の促進のためのケア、母乳育児支援、新生児については、観察、沐浴の演習を行います。
3年次開講科目である「母性看護学実習」では、「母性看護学概論」「母性看護援助論Ⅰ・Ⅱ」で学習した内容をもとに臨地実習を行います。臨地実習では分娩の立会いや、妊産褥婦、新生児を受け持たせていただき母性看護学の実際について学びます。
4年次開講科目である「統合実習」「卒業研究」では、これまでの看護学の学習を土台に学生各自が母性看護学における課題を選定し、主体的に実践や研究に取り組みます。


実習風景

母性看護学統合実習(中学校における健康教育)

授業風景1

授業風景1(母性看護援助論Ⅱ)

授業風景2

授業風景2(母性看護援助論Ⅱ)

母性看護学は社会や文化の影響を受けやすく、最近では女性の生き方の多様化、不妊、少子化や子育て支援等女性を取り巻く環境が変化しており、母性看護学の果たす役割は拡大しています。母性看護学講座では、「妊娠期・分娩期・産褥期にある女性と新生児およびその家族への看護」「女性の各ライフステージにおける健康支援」「母乳育児の支援」「妊産褥婦のメンタルヘルス」「周産期の家族に対する支援」「子育て支援」「不妊に関する看護支援」「生涯にわたる性と生殖に関する看護」について研究を行っています。母性看護学の教育・研究を通して社会貢献をしたいと考えています。

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