看護学科Nursing

成人看護学

沿革

成人看護学講座職員前列左から椙田、伴、永井、後列左から餘目、高橋、青柳、大和

 平成26年4月に成人看護学講座が開設され、初代教授として安酸史子が着任した。平成30年4月現在、伴佳子准教授、餘目千史講師、永井菜穂子講師、椙田広明講師、青栁悦子助教、高橋はるな助教、大和広美助教の7名の教官で構成されている。
 医療のグローバル化、超高齢社会、医療のIT化と、看護を取り巻く環境はダイナミックに変化を続けている。成人看護学分野では臨床現場の最新の知識・技術を教育に反映すべく、防衛医科大学校病院看護部と協働し、より質の高い看護実践、教育、研究の連携に取り組んでいる。

教育の概要

 成人看護学を通じ、学生は社会を支える世代である成人期(15-64歳)にあたる人々の、健康生活を支援する看護援助のあり方と実際を学ぶ。看護学教育の中で最も講義・実習時間数の多い、看護学教育の柱となる領域である。
 1年次には、「成人看護学概論」にて成人期の発達段階や発達課題、社会を支える世代のヘルスプロモーション活動、基礎看護学を展開させた学問としての位置づけを学ぶ。2年次には、「成人看護援助論Ⅰ」にて健康危機状態や、慢性疾患のセルフマネジメントが必要となったときの看護を代表的な疾患を通して学ぶ。「成人看護援助論Ⅱ」では、理論を症例へ応用すべく事例展開にて看護アセスメント能力や計画立案力を向上させ、基礎看護学領域にて学んだ看護技術を応用し、より実践に近い看護技術を習得する。3年次には、知識と技術を統合し、対象の健康問題の抽出、ケアの実践を「成人看護学実習A」「成人看護学実習B」にて目指す。また、がんとともに生きる人を支える「緩和ケア論」を学び患者・患者家族の安寧と安楽の知識を習得する。
 実習は、防衛医科大学校病院及び自衛隊中央病院の病棟において少人数グループ制で行い、臨床指導者と講座教員によるきめ細やかな指導を目指している。「経験型実習教育」を導入し、ヒューマンケアリングが実践できる学生の育成を目指している。「経験型実習教育」とは、双方向の成長を目指す実習教育の方法論で、学習者自らが意味づける「経験」は、専門職がそのキャリアを通じて成長し続ける土台になる。理論と知識を統合し、患者の個別性を見極めたケアの展開のできる知力と技術を備えた人材を育成するために、臨床指導者との協力体制を構築しながら学習環境の整備を進めている。

研究の要約

 伴准教授は、がん看護専門看護師としての知識と経験を踏まえ、がん患者・家族のQOLの向上と膵臓がん患者と家族のケアに関する研究を行っている。文部科学省の基盤研究(C)の代表研究者として、一般病院看護師による終末期がん患者の治療選択・療養場所選択の支援やスピリチュアルケアなどの実践を推進するシステムの構築を目指している。
 餘目講師は、慢性疾患看護を専門領域とし、特に2型糖尿病を持つ人への看護を研究領域としている。壮年期にある2型糖尿病患者が社会とのかかわりを維持しながら生活できるように心理的ケア、自己管理能力向上へのケアを探求している。
 永井講師は、看護教育、健康支援に関する研究を専門としている。現在、文部科学省の若手研究(B)の研究者として、子育てと介護のダブルケアをしている看護師の健康に関する研究に取り組んでいる。
 椙田講師は、防衛医科大学校病院血液浄化療法部と連携し、身体組成成分分析、循環血液量変化、血漿再充填速度などの客観的指標を用いることにより的確な除水ができるよう、その有用性について文部科学省の基盤研究(C)の代表研究者として研究を行っている。
 青栁助教、高橋助教は、防衛医科大学校病院看護部ICUと共同し、ICUに入室している患者に対する早期モビライゼーションに関する研究に携わっている。
 大和助教は、看護教育と授業方略方法に関する研究を行っている。

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