診療科・部門Department

材料部

材料部長 1名(兼務)
材料部長補佐 1名
看護師長 1名(兼務)
副看護師長 1名
臨床工学技士 5名
業務委託 2社(滅菌12名・物流10名)
非常勤事務 3名
非常勤助手 3名

材料部の昨今

本院の材料部自体は昭和53年にうぶ声をあげ、数々の障壁を乗り越えて歴史を刻み、脈々とストーリーを今日に紡いでいます。材料部の業務系統は多様で、下図Aのモデルと思われますが、作今の他病院同様、A~B間で至適モデルを模索する展開となっています。Aモデル、つまり、我が材料部に1本筋を通すとすると、「本院材料部=病院に"安心材料"を供給する縁の下の力持ち部門」、ということでは、目的はひとつと考えられます。

業務系統図

我が材料部が供給できる、その第1の安心材料は、"洗浄・滅菌による清潔な器械機材の供給"。第2は"ディスポ消耗品の絶え間ない供給"。第3は"人工呼吸器や輸液ポンプを始めとするME機器の点検と供給"。そして、第4は人工心肺や透析などの生命維持システム運転という頼りがいのある高度技術に根ざした安心材料の供給です(Clinical Engineer、CEチーム)。
このうち、第1の安心供給=洗浄・滅菌については、看護師長を中心に徹底的な業務の標準化とマニュアル化による近代化を達成し、当ホームページに見られるように外部業者委託化が可能となるレベルに到達しています。
第2のディスポ材料については、バーコードラベルを使用した物流のシステム化(院内SPD化)を2年がかりで取り組み、物流・医事請求を含め電子化されました。本院のSPD化は後発でしたが、後発故に、他院の経験値を生かした完成度の高さが特長です。清潔材料安全供給の実現とともに、経営の近代化に向けて、日々、努力しています。
第3、4はいずれも、臨床工学技士(CE)チームの業務ですが、人工心肺など生命維持装置の運転は、長年の修練を要する難易度の高い専門技術であり、日々修練を積み、さらなる安心を供給できるよう努めていきます。
いずれにせよ、"安心材料供給を合言葉に"、工夫と努力を重ね、強力な縁の下を築いていきたいと考えています。

ME部門では医用機器を専門的に操作及び管理しています。臨床工学技士5名で構成され、医療機器中央管理業務、血液浄化療法業務、体外循環業務を主な業務としています。

医療安全管理責任者について

医療機器安全管理責任者とは医療機器の安全使用のために平成19年4月の医療法改正時に設けられた、医療機器管理の責任者のことです。各病院で任命することを義務付けられており、当院にも居ります。主な業務として医療機器の安全使用のための研修の実施、保守点検計画の策定・実施、医療機器安全使用のための情報収集及び安全使用を目的とした方策の実施などがあります。
研修に関しては、新しい医療機器の導入時には研修実施が義務付けられています。さらに当院は特定機能病院であるため、特に安全使用に際して技術習熟が必要とされる医療機器に対し年2回以上の研修を行っています。

医療機器中央管理業務

中央管理とは病院内の医療機器を一箇所でまとめて管理し、必要に応じて各部署に払い出す(貸し出す)管理方法のことです。当院では人工呼吸器をはじめ輸液ポンプ・シリンジポンプ・低圧持続吸引機・パルスオキシメーター・ネブライザー・保育器などに通し番号をふり、医療機器管理システムでバーコードを用いた管理を行っています。
中央管理を行うことで限られた機材を効率的に使用することができ、また日常・定期点検を随時行うことができるため、医療機器の安全管理に大きく貢献しています。さらに、医療機器の機種選定から廃棄までのライフサイクルに関わり安全かつ有効活用できるように努めています。

管理システム画像

血液浄化療法業務

透析室及び病棟の血液浄化療法を行っています。業務詳細は透析療法(HD、HDF、HF、CHDF)血液浄化療法(単純血漿交換、血漿吸着、二重濾過血漿交換)や血液吸着療法(LCAP、GCAP、エンドトキシン吸着)などを行っています。

血液浄化療法器具

手術室業務

体外循環業務
心臓、胸部血管外科手術が行われる際、心臓を止める場合があります。心臓を止めている間、生体機能を維持するために人工心肺装置を使用しています。これは開胸下に停止している肺と心臓に代わり、血液を酸素化させ全身に循環させる役割の他に、心筋保護や心内操作中の無血視野の確保を担っており、操作は臨床工学技士が行います。
手術室の中では、チームワークが非常に重要であり、患者様を中心に医師(外科医、麻酔科医)看護師、臨床工学技士がそれぞれの分野から協力し合い業務にあたります。

手術室機器操作及び管理
手術室には、麻酔器や電気メス、体温維持装置など多種多様の医療機器が使用されており、保守管理やトラブル対応をすることで、手術が安全にそして円滑に行えるようサポートしています。また自己血回収装置の操作なども行っています。

特徴

材料部では、使用された全ての医療器材の内、再使用できる器材の洗浄・滅菌を行っています。完全なワンウェイシステムの確立、PCシステムによる業務管理など安全対策を徹底しています。滅菌した医療材料は、物理的、化学的、生物学的な観点から品質を確認し、安全な器材を各部署に払い出しています。
手術セットを安定供給するために、診療科ごとの基本セット化を推進しています。
緊急手術に迅速に対応するために、使用頻度の高いセットを定数管理し安定した医療器材の供給ができるようにしています。

役割

安全な医療器材の供給による感染防止(感染管理)
用途に応じて全ての医療器材の清潔レベルを保持すること(品質保証)
医療器材が過不足なく供給できる状態にすること(安定供給)
医療器材の性能が維持すること(機能保持)
経済合理性を考慮し、効率的運営であること(経済性)

施設の設備

高圧蒸気滅菌装置 5台
超音波洗浄装置 5台
酸化エチレンガス滅菌装置 2台
真空超音波洗浄装置 1台
過酸化水素低温ガスプラズマ滅菌装置 3台

施設の設備画像

委託業者と協力して院内で洗浄滅菌を実施し安全な医療器材の払い出しにつとめています。

棟滅菌物の流れ

棟滅菌物の流れ図

OPに使用する医材の供給体系

手術に使用する医療器材(約1500種類)の中から使用用途に応じてピッキングし、基本セット・追加セット・単品の作成、滅菌、供給をおこなっています。その他に常時滅菌で多種多様な医療器材の洗浄・滅菌・供給も行っています。

供給体系図

材料部では滅菌品質の保証を行うために各工程でのバリデーションを実施しています。

  • Bowie&Dick(ボウィー・ディック テスト)
  • 洗浄評価インジケーター
  • CI(ケミカルインジケータ)
  • BI(バイオロジカルインジケータ)
  • 色差計による滅菌状態の数値による確認

最後に私たちは患者さんに直接接する事はありませんが、安全な医材を提供する事によって医療、看護サービスに貢献しています。

特徴

診療材料(医療用消耗品)を中央管理とし、バーコードラベルによる診療材料の払い出しと発注業務・在庫管理をシステム化(SPD化)しています。現在約11000件の診療材料を中央管理することで現場への安定供給と稼働率の向上・デットストックの削減、無駄遣いの排除を含めた医療経済上の方策の発信など、日々努力を重ねています。

物流SPD化図

診療材料(医療用消耗品)の供給・発注にSPDシールを運用し、スムーズな物品の補充をしています。

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