診療科・部門Department

放射線部

  • 放射線部長新本 弘
  • 放射線部技師長鈴木 正二

放射線治療の患者数増加に伴い、当院での放射線治療が受けられない場合があります。
その際には、他の医療機関を紹介する等の代替措置をとらせて頂きますので、予めご了承ください。

単純撮影検査

単純X線撮影では、デジタルラジオグラフィ処理装置(以下DR装置と呼びます)を使用した、天井走行式X線撮影装置を2台ずつ持つ撮影室3室と乳腺撮影室1室があります。
これらの装置には体の大きさに合わせてX線の量を調整するX線自動露出制御器が備えてあるため、適正なX線量での検査が可能であり、また高感度のDR装置を使うことで、X線量を減らすこともできます。
そして、このDR装置の画像処理により、多くの撮影で常に最適な濃度とコントラストのX線画像を得ることを可能にしています。
さらに乳腺撮影でもX線量を減らす工夫がされています。
乳腺撮影専用DR装置を用いることで被ばく線量を減らすことができ、乳腺の微細な構造を描出することが可能です。
この他、頭部規格撮影装置、歯科規格撮影装置など正確な位置決めが可能な装置も導入されていて、左右対称な器官などを指定された角度で正確に撮影することが可能です。
現在、順次最新のDR装置に更新計画を進めているところです。

単純撮影件数:平成27年度/62,557件

乳腺撮影装置

臥位用X線撮影装置

立位用X線撮影装置

CT検査

CT(Computed Tomography)は、ドーナツ型X線装置の中を仰向けに寝たまま寝台が移動することにより、体の断面を撮影する検査です。
いまやCT検査は放射線検査の中枢であり、脳の検査をはじめ、胸部、腹部、下肢に至るまでほぼ全身の検査に使用されています。
当院では、2台のマルチスライスCT(64列)が稼働し、頸部から骨盤までを約10秒という短い時間で画像を収集しています。また、収集した画像から体の様々な断面を再構築することや3D(立体)画像を作成することができます。

3D画像は血管や骨、臓器などの形状や位置関係を立体的に把握することが出来るため、手術や治療の計画に役立てることができます。

CT検査件数:平成27年度/17,373件 3D/2,022件

胸部血管3D

腹部血管3D

MRI検査

MRI(3テスラ)

MRI(Magnetic Resonance Imaging)は、磁石と電波を利用して人体の様々な断面を撮影する検査です。当院では現在、磁場の強さが1.5テスラと3テスラである2台のMRI装置が稼動し、ほぼ全身の検査に使用されています。
MRI検査はトンネル状の装置内に身体が入った状態で15~60分間の検査を行います。なお、検査中は大きな音が発生しますが、用意してあるヘッドフォンや耳栓を使用することで、安心して検査を受けることができます。MRI装置は強い磁石を使用しているため、時計・補聴器・キャッシュカード・財布などの金属製品は検査室内に持ち込むことができません。
人工内耳や医療用体内金属など機器の取り外しができない治療を行っている方や、閉所恐怖症の方はあらかじめ主治医に申し出てください。

※検査のご注意(下記に該当する場合は主治医とご相談してください)
・心臓ペースメーカ・埋込型除細動器を留置している方は検査できません。条件付きMRI対応機器については通常とは異なる対応となりますので必ず申し出てください。
・脳動脈クリップや体内金属は材質により検査ができない場合があります。
・歯科矯正や磁石式歯科インプラントはタイプにより検査ができない場合があります。
・妊娠されている方は妊娠週数により検査ができない場合があります。
・刺青・アートメイクがある方は検査ができない場合があります。

MRI検査件数:平成27年度/6,080件

血管撮影検査

血管撮影検査とは、カテーテルと呼ばれる細い管を血管内に挿入して、造影剤を注入し、動脈や静脈の状態を調べる検査です。そして、血管の形状や血液の流れる状態を動画撮影して、画像診断を行います。
近年では、検査だけでなく血管再建術や動脈塞栓術といった画像ガイド下治療、いわゆるIVR(Interventional Radiology)も多く行われています。
当部門での血管撮影装置として、心臓血管の撮影・治療に特化したもの、脳血管の撮影・治療に特化したもの、IVRに特化したものを設置しています。

血管撮影検査件数:平成27年度/撮影(診断)483件
               治療     821件

IVR-CT/Angio System

心臓血管撮影装置

脳血管撮影装置

核医学(RI)検査

核医学検査とは、ガンマ線を放出する放射性同位元素(ラジオアイトープ:RI)を含む放射性医薬品を投与し、検査用のベッドの上で横になっている間に、ガンマカメラで薬の体内分布の様子を画像(シンチグラム)にする検査です。
多くの場合、20~40分間で検査は終了します。そのため、患者さんにとって大変苦痛の少ない検査です。
放射性医薬品は、静脈から注射するほかに、カプセルを飲むものがあります。
ガンマカメラで得られた画像から診断しますが、他の装置で集積量のみを測定することもあります。
検査は、注射と同時に、注射の4時間後、2日後に開始する検査があり、なかには1週間後に検査することもあります。

※お願い
妊娠中・授乳中の患者さんは注射前にスタッフまでお知らせください。

核医学検査件数:平成27年度/1,022件

SPECT/CT

ガンマカメラ

放射線治療

放射線治療は、がん治療の手段として、手術・化学療法とならび重要な役割をもっています。
その特長は、機能や形態を限りなく温存しながら、がんとその周辺部を治療できることです。
そして当院では、治癒を目的とする根治治療とともに、患者さんの不快な症状を和らげる緩和治療も行っています。
医師や診療放射線技師などの治療専門スタッフにより、患者さん中心の安全で質の高い医療を提供できるよう取り組んでいます。
(入院を必要とする甲状腺癌の放射性ヨードの内用療法は、病室等の関係で現在は行っていません)

放射線治療患者数:平成27年度/272名

ライナック治療装置

腔内照射用小線源治療装置

その他の検査

X線透視装置を使用した検査では消化器(食道・胃・大腸)検査をはじめ泌尿器(腎盂造影・尿管ステント留置)検査など多種多様にわたる検査があります。
また、骨密度測定検査も行っています。

X線透視装置

X線骨密度測定装置

PACSシステム

すべての画像はデジタル化され、PACSというシステムで保管・管理しています。
読影診断では画像端末を利用し、過去画像と比べレポートを作成しています。

PAGE TOP
防衛医科大学校