
内科3:血液内科 |
-
診療スタッフ、診療内容、特色、特殊検査等、患者数、症例数、手術件数等、その他
- 診療スタッフ
診療部長名 木村 文彦
診療科長名 木村 文彦
常勤医師名 佐藤 謙
- 診療内容
3-1 全般的な診療内容
血液内科疾患一般を対象としています。日本血液学会、骨髄移植推進財団、日本さい帯血バンクネットワーク認定施設です。
3-2 疾患別診療内容および治療内容
○ 急性白血病
全国的な研究組織JALSG (Japan Adult Leukemia Study Group)に所属し共通プロトコールに従って治療を行っています。造血幹細胞移植が必要な場合は積極的に実施しています。
急性白血病は入院や治療に緊急性を要する疾患であると同時に、最初の治療で4カ月から半年の入院が必要となります。治癒をねらえる疾患であるが故に、当科の治療能力を超える数の患者様を受け入れることはできません。急性白血病が強く疑われる場合は、直接来院される前に、必ず紹介医から受け入れ可能かどうかの調整をしていただいて下さい。紹介状だけで直接来院されてもおことわりすることがあります。
○ 悪性リンパ腫
最も多いびまん性大細胞型リンパ腫には標準療法としてCHOP療法にリツキシマブ(抗体治療薬)を加えて治療しています。近隣医療機関と提携して外来中心の化学療法を行っています。その他の組織型に対してはそれぞれに応じた治療法を選択しています。臨床病期はPET-CTと骨髄穿刺検査で決定しています。病期の進行した場合や、再発した場合には、自家末梢血幹細胞移植や同種造血幹細胞移植を行っています。
○ 多発性骨髄腫
年齢が比較的若い患者様には、積極的な化学療法に自家末梢血幹細胞移植や同種造血幹細胞移植を加えて、治癒を目指すように努力しています。高齢の患者様ではQOLを重視した治療を行っています。
○ 造血幹細胞移植(骨髄移植・末梢血幹細胞移植・臍帯血移植)
骨髄バンク・臍帯血バンクの認定施設になっており、血縁ドナーが見つからない移植適応の患者様でも、これらのバンクで適合ドナーが見つかれば、造血幹細胞移植治療を行うことができます。
- 特色
造血器悪性腫瘍(血液がん)に対して、化学療法から造血幹細胞移植まで総合的な治療を行っています。
- 特殊検査等
急性白血病の遺伝子異常の解析
微小残存白血病細胞の分子生物学的モニタリング
- 患者数、症例数、手術件数等
| 入院患者数 |
|
約180名/年 |
| 病床数 |
|
20床 |
| 同種造血幹細胞移植 |
|
約15件/年 |
| 急性白血病 |
|
約20例/年 |
| 悪性リンパ腫 |
|
約90例/年 |
| 多発性骨髄腫 |
|
約20例/年 |
- おしらせ
- 7-1. 防衛医科大学校病院血液内科では、白血病や骨髄異形成症候群の予後を明らかにするために以下の試験に参加しております。個人が特定されることはありませんが、試験に不参加を希望される方は担当医に申し出て下さい。
- 試験名: 参加施設に新たに発生する全急性骨髄性白血病(AML)、全骨髄異形成症候群(MDS)、全慢性骨髄単球性白血病(CMML)症例を対象とした5年生存率に関する観察研究(前向き臨床観察研究):(JALSG-CS-11)
研究事務局:日本成人白血病治療共同研究グループ(JALSG)NTT東日本関東病院 臼杵憲祐
目的:
本研究に参加するJALSG施設において診断された全ての初診急性骨髄性白血病(AML,WHO分類による定義)と骨髄異形成症候群、慢性骨髄単球性白血病(CMML)を登録し、5年生存率、ならびに新規薬剤レナリドミドと脱メチル化薬治療の実施状況を明らかにする。
試験の種類: 疫学研究(前向き観察研究)
試験の対象となる方:
参加施設で新たに診断される急性骨髄性白血病(AML)、骨髄異形成症候群(MDS)、慢性骨髄単球性白血病(CMML)
収集される情報は以下の検討のために利用されます。
(1)AML患者の5年生存率
(2)MDS患者の5年生存率
(3)CMML患者の5年生存率
(4)MDS患者に対する新規治療(レナリドミドおよび脱メチル化薬)の実施状況と成績
(5)国内AML、MDS、CMMLの年齢、性別、病型スペクトラム
(6)既知のAMLとMDS、CMML予後因子による症例層別化の可能性の確認
(7)AML209登録例と非登録例の生存の比較
(8)CMML患者に対する新規治療(脱メチル化薬)の実施状況
除外基準:
AMLまたはMDS、CMMLに対して化学療法または造血幹細胞移植療法の既往がある例は除外します。但し、先行する血液異常に対する治療(例えば再生不良性貧血に対する免疫抑制療法など)などは関係しません。
試験の意義:
これまで国内には多数例を用いて白血病、高リスク骨髄異形成症候群の全体像を明らかにする試みはJALSG CS-07試験として観察研究がなされてきました。本研究は新規治療薬の登場に伴って、このCS-07試験を引き継ぎ拡充するもので、こうした疾患に対する治療法開発のために重要な情報が得られると考えられます。
方法:
参加施設で新たに診断された対象疾患患者を連続的に登録し予後を調査する前向きコホート試験として実施します。治療に関する介入はなく、人体試料は採取しません。個人が直接同定されうる情報は収集いたしません。
情報利用停止について:
試験への不参加や、参加取りやめを希望される方は担当医あるいは以下の連絡先に申し出てください。施設担当の先生を通じて研究代表者へ連絡され、情報は削除されます。
目標参加者数:2670例 (全参加施設)
防衛医科大学校における連絡先
TEL 04-2995-1511 血液内科 木村文彦
- 7-2. 「フィラデルフィア染色体陰性成人急性リンパ性白血病初回再発後の予後についての後方視的検討」のお知らせとお願い
- 成人急性リンパ性白血病は多剤併用化学療法により寛解率は74-93%に到達するようになりましたが、再発率が非常に高いため無再発生存率は30-40%程度に低下します。また、再発後の成人急性リンパ性白血病の予後は極めて不良(5年生存率10%前後)と考えられています。しかし、再発後の成人急性リンパ性白血病の予後に関するまとまった報告は限られています。
本研究は、成人急性リンパ性白血病の初回再発患者に関して、再発後の経過に関するデータを後方視的に収集して、再発患者の予後を明らかにするとともに、初発時と再発時の患者背景、第一寛解期での治療、再発後の治療に関するデータを解析して、再発患者の予後規定因子を同定し、再発成人急性リンパ性白血病の治療に寄与することを目的にした多施設共同研究です。
本研究は、今後、研究のために患者さんから検体を採取したり投薬をしたりすることはなく、これまでの外来及び入院治療での既存資料等のみを用いる後方視的研究です。
患者さんの臨床データはID等の個人情報とは無関係な番号付与による匿名化によって管理され、その他通常の診療と同様にプライバシーが保護されます。また、現在及びこれまでに、防衛医科大学校病院血液内科で再発成人急性リンパ性白血病の治療を経験した方で、ご自分の血液検査結果や副作用等の臨床データを研究に使わないで欲しい、というご希望が有れば、研究リストの連絡先までご連絡をいただけますようお願いします。
なお、研究への使用の拒否の意思を表明されても、防衛医科大学校病院血液内科における診療には全く何の影響もなく、いかなる意味においても不利益をこうむることはありません。
| 研究責任者の氏名: |
木村文彦 |
| |
診療科:防衛医科大学校病院第3内科 |
| |
連絡先:埼玉県所沢市並木3-2 TEL 04-2995-1617 |
| 分担研究者の氏名: |
佐藤謙・小林彩香・渡邉純一・山村武史・大澤有紀子 |
| |
診療科:防衛医科大学校病院第3内科 |
| |
連絡先:埼玉県所沢市並木3-2 TEL 04-2995-1617 |
- 7-3. 「新規発症特発性血小板減少性紫斑病(ITP)患者の初期治療比較」のお知らせとお願い
- 特発性血小板減少性紫斑病は歴史的にプレドニゾロン内服による治療が主流ですが、それ以外にも最近は有望な新規治療法がいくつか開発されています。しかし、それぞれの治療法の効果を比較できる標準的な効果判定基準がなく、治療間の効果比較が難しいことが問題となっていました。こうした背景の中、international working groupから用語定義などを標準化すべく反応評価基準が発表されました。本研究は、この反応評価基準をもとにして、今まで比較が難しかった未治療ITPに対する初期治療の効果比較や、出血、再燃のリスク同定を行い、安全で効果的な特発性血小板減少性紫斑病の治療に寄与することを目的とした多施設共同研究です。
本研究は、今後、研究のために患者さんから検体を採取したり投薬をしたりすることはなく、これまでの外来及び入院治療での既存資料等のみを用いる後方視的研究です。
患者さんの臨床データはID等の個人情報とは無関係な番号付与による匿名化によって管理され、その他通常の診療と同様にプライバシーが保護されます。また、現在及びこれまでに、防衛医科大学校病院血液内科で特発性血小板減少性紫斑病の治療を経験した方で、ご自分の血液検査結果や副作用等の臨床データを研究に使わないで欲しい、というご希望が有れば、研究リストの連絡先までご連絡をいただけますようお願いします。
なお、研究への使用の拒否の意思を表明されても、防衛医科大学校病院血液内科における診療には全く何の影響もなく、いかなる意味においても不利益をこうむることはありません。
| 研究責任者の氏名: |
木村文彦 |
| |
診療科:防衛医科大学校病院第3内科 |
| |
連絡先:埼玉県所沢市並木3-2 TEL 04-2995-1617 |
| 分担研究者の氏名: |
佐藤謙・小林彩香・渡邉純一・山村武史・大澤有紀子 |
| |
診療科:防衛医科大学校病院第3内科 |
| |
連絡先:埼玉県所沢市並木3-2 TEL 04-2995-1617 |
- 7-4. 「血液疾患登録」のお知らせとお願い
- 防衛医科大学校病院血液内科では、出血に伴う貧血を除いたすべての血液疾患の登録を推進し、診療や臨床研究に役立つデータベース作成を目的とする、以下の試験に参加しております。試験に不参加を希望される方は担当医に申し出て下さい。
試験名:血液疾患登録
研究事務局:日本血液学会事務局
目的:
出血に伴う貧血を除いたすべての血液疾患の登録を推進し、診療や臨床研究に役立つデータベースを作成する。
試験の種類:観察研究
試験の対象となる方:
参加施設で新たに診断される出血に伴う貧血を除いたすべての血液疾患
試験の意義:
血液疾患は、内科疾患全体の中では約1割に満たない比較的稀な疾患です。頻度の低い難治性疾患の治療成績を向上させるためには、疾患の発生頻度や年次推移、地域差などを正確に把握し、その資料を礎として、多施設による臨床試験・研究を行う必要があります。しかし、血液疾患領域においては、診療費が公費で負担されている一部の疾患を除いて、全国的な疾患登録・解析はほとんど行われていません。このため、ある疾患が特定の地域においてどのくらい発生し、治療研究をどの程度必要としているのか、などが全く不明です。
このような状況を改善するため、日本血液学会では、鉄欠乏性貧血のように血液内科以外の診療科でもしばしば診療される一部の疾患を除く全ての血液疾患を対象として、診断時に患者情報と病名を登録し、必要に応じて二次調査を行う、という血液疾患登録事業が計画されました。防衛医科大学校病院血液内科でも、この疾患登録システムを利用して初診患者の疾患名を登録することにより、血液疾患診療の向上に寄与したいと考えています。
方法:
参加施設で新たに診断された血液疾患患者を連続的に登録し予後を調査する観察研究を実施しています。治療に関する介入はなく、人体試料は採取しません。個人が直接同定されうる情報は収集いたしません。
| 研究責任者の氏名: |
木村文彦 |
| |
診療科:防衛医科大学校病院第3内科 |
| |
連絡先:埼玉県所沢市並木3-2 TEL 04-2995-1617 |
| 分担研究者の氏名: |
佐藤謙・小林彩香・渡邉純一・山村武史・大澤有紀子 |
| |
診療科:防衛医科大学校病院第3内科 |
| |
連絡先:埼玉県所沢市並木3-2 TEL 04-2995-1617 |
|