防衛医科大学校病院 |
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医療事故が発生する原因は多岐にわたります。しかし、理由が何であれ医療事故は決して起きてはならないという強い意志で医療安全に取り組んでいます。一方われわれ医療側も患者さんと同じ人間である以上、完全な人はいないのが現実で、時にはミスを犯すことがあるのが現状です。医療事故の発生する要因を分析することにより危険をコントロールしできるだけ医療事故の発生しにくいシステムを作りあげるのがわれわれの使命と思っております。医療事故ではありませんが、小さなミスは当院の医療従事者から医療安全推進室に毎日報告され年間3000件にも達する勢いです。この件数は多すぎるでしょうか?私はまだまだ少ないと感じております。この件数が多ければ多いほど医療事故のおこる危険を知る事ができ、よりよい管理できるのです、ですから私は件数が多いほど、それを誇りに思い、より医療事故の発生しにくい病院のシステム作りをする覚悟でおります。 その対策のひとつが昨年6月から当院で実施しております患者参加型医療安全対策です。これは患者取り違いという重大な医療事故に結びつきかねない事故を防止する目的で取り入れられたシステムです。医療処置をする場合、その前に必ず患者さんに姓名と生年月日を名乗ってもらう、ラベル等の確認を医療側の人といっしょに行うというシステムです。このシステムを導入してから着実に効果を発揮しつつあります。今後とも患者様のご理解をいただきたいと思っております。 現在取り組んでいるのが同意書の見直しです。同意書の目的は医療側の提供しようとする治療内容の効果と危険性、治療しなかった場合の予想される経過を患者さんが充分検討できるような情報が提供され、患者さんが十分検討した上で選択できることです。医療には必ず危険が伴います。医療側の責任回避のための同意書ではなく、医療側と患者さんとの相互理解を手助けできるような同意書を目標としています。 今後も医療安全推進室を中心としてこのホームページを通じて患者の皆様と情報を共有していきたいと思っております。 副院長(医療安全担当) 野村総一郎 |