病院についてAbout us

医療安全推進室について

挨拶

近年、医療の高度化・複雑化、患者さんの高齢化、在院日数の短縮化などの要因に伴い医療事故のリスクが増大しつつあります。医療事故は入院患者の約3%に発生し、そのうち過失(ミス)を伴わない事故(不可抗力の事故など)が約70%、過失を伴う事故(医療過誤)が約30%と報告されています。また重大な医療事故は、前兆となる多数のエラー(間違い)の連鎖により発生するとされています。
そういう中、私たちは医療事故を決して起こしてはならないという強い意志で医療安全に取り組んでいます。しかし私たち医療側も患者さんと同じ人間である以上、完全な人はいないのが現実であり、時にエラーをおかすことがあるのが現状です。そこでインシデント(患者さんに影響を及ぼさなかった、事故の前兆のエラー)が発生した段階で、その原因を徹底的に分析して、事故を防止するシステム上の防御壁をたくさん作り、「間違うことが難しく、正しくすることがやさしいシステム」を構築することが私たちの使命と考えています。
私たちの「医療事故防止対策および医療事故発生時の対応方法」に関する基本方針の一端を以下に記載します。

  1. 「人間はエラーをおかすこともある」ことを前提にした事故防止対策を行い、エラーが発生しにくいシステム、エラーがあっても障害に至らないシステムを構築する。
  2. 院内医療従事者全員の安全管理に関する意識の向上を図る。インシデント報告書、事故報告書の提出の推進を図り、分析評価し、同様のインシデント、事故の再発防止に役立てる。安全管理委員会、医療安全推進室の整備、各部門毎のリスクマネージャーの配置など院内の安全管理に関する組織体制の充実を図る。
  3. 医療事故が発生した場合には、現場当事者のみならず、病院全体が組織として対応する。患者に対しては医療上最善の処置を行い、患者・家族に対しては誠実で速やかな事実の説明を行うとともに、患者のプライバシーに十分配慮した上で、社会に対しても医療の透明性を高める。

以上に加えて、今後は、院内医療従事者のみならず、患者さん・その家族にも参加していただいて医療安全活動を行う「患者参加型医療安全」を推進するとともに、医療安全推進室を中心として患者の皆様と情報を共有していきたいと考えています。

副院長(医療安全担当) 川名 明彦

平成28年度医療安全推進室目標

組織内のコミュニケーションを円滑にして安全文化の醸成を図り、再発防止を行う

  1. 多職種からのポジティブ・インシデントレポート(レベル0・オカレンス)報告を促進し報告する文化・学習する文化を根付かせる
  2. 対話の促進により組織内の良好な循環を図り、チーム医療を促進する
  3. 安全対策プロジェクトチームの活性化により、院内ラウンドを定着させ、結果を現場へフィードバックし安全意識を高める
  4. マニュアルの遵守を基本に薬剤関連インシデントを減少させる
  5. 患者参加型の確認の徹底を図り、患者誤認を減少させる

スタッフ紹介・主な役割

医療安全推進室ピラミッド図

スタッフ紹介

  • 医療安全・担当副院長 川名 明彦 内科教授(兼任)
  • 医療安全推進室・室長 新本 弘 放射線医学准教授(兼任)
  • 副室長(GRM) 根本 ゆき 副看護師長(専従)
  • 室員 豊島 麻実 副看護師長(専従)
  • 室員 末松 義規 薬剤師(専任)
  • 医療安全企画専門官 石田 英一
  • 安全管理委員会委員・・・15名
  • 部署別リスクマネージャー・・・56名

リスクマネジャーバッジ

主な役割

  1. インシデントレポートの管理・分析・調査・報告 報告書にもとづき、現状調査及び記録の確認、関係者からの情報収集等を行う。 月別年度別の統計処理と報告により事故防止に役立てる。
  2. 報告内容の検討・改善策の作成・改善案の実施状況の評価事例分析による問題点の抽出と改善策の策定、実施・実施後の評価・見直し
  3. 医療安全講習、ニュース発行などの情報伝達・啓発活動 部門単位・新人の職員に対する各種講習会の企画運営、月1回の安全推進室ニュース
  4. マニュアル作成・整備 全職員に周知すべき安全管理マニュアルの新規改善、マニュアル追加の監修
  5. 安全管理委員会・リスクマネージャー会議等の運営・事務局 各委員会の資料作成、連絡その他の事務
  6. その他安全対策業務全般

リンク

PAGE TOP
防衛医科大学校